「1940年」本塁打と安打で頂点を極めた“OH世代”/王貞治、張本勲、板東英二1940年王世代  

世代史

巨人  王貞治  早稲田実業  2786安打868本塁打  打率301           史上3人目・セ・リーグ初の三冠王達成者。世界記録となるレギュラーシーズン通算本塁打868本を記録し、読売ジャイアンツV9に貢献した。シーズン四球(158個)、シーズン敬遠(45回)、シーズン出塁率(.532)、シーズンOPS(1.293)、通算得点(1,967点)、通算塁打(5,862塁打)、通算打点(2,170打点)、通算四球(2,390個)、通算敬遠(427回)、通算出塁率(.446)、通算長打率(.634)、通算OPS(1.080)のNPB記録保持者。NPB史上歴代3位のシーズン最多本塁打記録保持者(55号、NPBのアジア人としてはNPB史上歴代2位)。NPB最多記録となる本塁打王を15回、打点王を13回、最多出塁数(現在の最高出塁率)を12回を獲得、NPB最多記録となる最優秀選手を9回受賞している。セ・リーグ最多記録となるベストナインも18回受賞している。またセ・リーグ初の最多出塁数を獲得、セ・リーグ初の一塁手部門のダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)を受賞している。

東映  張本勲  浪華商  3085安打504本塁打  打率319            NPB唯一の通算3000安打達成者で、通算安打のNPB記録保持者(3085本)。またNPB唯一の500本塁打300盗塁達成者。さらに史上最多の16度のシーズン打率3割、史上最長の9年連続打率3割のNPB記録保持者。NPBで最多タイ記録となる首位打者を7回獲得。パ・リーグ最多記録となる最高出塁数(現在の最高出塁率)を9回獲得している。またパ・リーグ初の最多出塁数を獲得している。

中日  板東英二  徳島商  77勝65敗  防御率289                      中日での現役投手時代の武器はフォークボールで、入団当時の監督だった杉下茂に伝授された。板東は指が短く、習得には相当苦労したことを自著『プロ野球知らなきゃ損する』の中で記している。ほかにシュートスライダーチェンジアップも投げたが、カーブは苦手だった。前述の1球勝利の際はこのカーブを試しで投げたところ、たまたま初球から打者が手を出してくれたためだという。高校時代はナックルボールも投げていたとされる。

コメント