長嶋世代  「1935年」プロ野球の発展に寄与した超豪華“長嶋世代”/長嶋茂雄、野村克也、杉浦忠

世代史

巨人  長嶋茂雄  立教大学  2471安打444本塁打  打率305           長きにわたり巨人の4番打者として活躍。その闘志あふれるプレイ、チャンスや大舞台における無類の勝負強さで多くの国民を熱狂させた。同時代に活躍した王貞治とはともに「ON砲」として称され、2人のバッティングは巨人のV9に貢献した。日本のプロ野球において400本塁打・2000安打の同時達成は大卒では史上初である。NPB最多記録となる最多安打を10回獲得、セ・リーグ最多記録となる首位打者を6回獲得。

南海  野村克也  峰山高  2901安打657本塁打  打率277            選手としては、史上2人目・パ・リーグ初の三冠王達成(世界のプロ野球史上初の捕手による三冠王)、選手出場試合数歴代2位、監督出場試合数歴代3位、通算本塁打数歴代2位、通算安打数歴代2位、通算打点数歴代2位、通算塁打数歴代2位、通算打席数1位(11970打席)、通算打数1位(10472打数)、通算犠飛数歴代1位(113犠飛)、通算併殺打1位(378併殺打)、最多記録となるベストナインを19回受賞、パリーグ最多記録となる本塁打王を9回獲得、打点王を7回獲得、パリーグ最多記録となる最優秀選手を5回受賞などの記録を持つ。

南海  杉浦忠  立教   187勝106敗  防御率239                日本プロ野球史上5人目・パ・リーグ初の投手5冠を達成し、「史上最強のアンダースロー」「魅惑のアンダースロー」などと呼ばれた。

南海  皆川陸雄  米沢西高校  221勝139敗  防御率242             現役当時は同期入団の野村克也と共に南海ホークス黄金期の主力選手であった。2021年現在、日本プロ野球界「最後の30勝投手」である。

宅和本司杉浦忠ジョー・スタンカら、派手な活躍をした歴代エースの陰に隠れながら、アンダースローからのシュートシンカーと制球力を武器に、2番手投手として長く南海投手陣を支えてきた。

皆川の球質は、打者の手元で浮き上がる杉浦とは異なり、ストレートそのものが沈み気味である上に、シンカーはさらに大きく落ちるという特徴があった。

大洋

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