1番 ライト イチロー オリックス 4367安打235本塁打708盗塁 打率322
日本プロ野球とメジャーリーグベースボールで通算28シーズンをプレーし、MLBシーズン最多安打記録保持者(262安打)、プロ野球における通算安打世界記録保持者(NPB / MLB通算4367安打でギネス世界記録に認定)、最多試合出場世界記録保持者(NPB / MLB通算3604試合出場)である。
NPBで最多タイ記録となる首位打者を7回獲得し、パ・リーグ最多記録となる最多安打を5回獲得している。MLBでは10シーズン連続で200安打以上を達成。アジア人史上唯一の首位打者と盗塁王のタイトルを獲得。アジア人史上初のシーズンMVP(アジア人のシーズンMVP受賞は2001年のイチローと2021年の大谷翔平のみ)やシルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞(10シーズン連続)も受賞している。またアジア人史上3人目(日本人史上3人目、アジア人打者史上初)の新人王も受賞した。MLB1年目の2001年シーズンは、MVP,新人王,首位打者,盗塁王,最多安打,シルバースラッガー賞,ゴールドグラブ賞のタイトルを同時に獲得している。
NPBでは首位打者7回、打点王1回、盗塁王1回、最高出塁率5回、最多安打5回などを獲得し、2000年オフに日本人初の野手としてMLBに移籍。MLBでは首位打者2回、盗塁王1回を獲得した。2004年にはMLBのシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新し、コミッショナー特別表彰を受けた。2016年にはMLB通算で3000安打、500盗塁、さらにNPB/MLB通算でのプロ野球における通算最多安打数(ギネス世界記録)を樹立するなど活躍した。
2番 DH 大谷翔平 エンゼルス 826安打 175本塁打 打率273
2012年のNPBドラフト1位で北海道日本ハムファイターズから指名され、2013年の入団以降、投手と打者を両立する「二刀流」の選手として試合に出場した。2014年には11勝、10本塁打で日本プロ野球(NPB)史上初となる「2桁勝利・2桁本塁打」を達成した。2016年には、NPB史上初となる投手と指名打者の両部門でベストナインのダブル受賞に加え、リーグMVPに選出された。投手としての球速165km/hは日本人最速記録である。2017年オフにポスティングシステムでメジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・エンゼルスに移籍。2018年シーズンから投打にわたって活動し、同年は日本人史上4人目の新人王を受賞。2021年シーズンでは、2001年のイチロー以来となる日本人史上2人目(アジア人史上でも2人目)のシーズンMVPとシルバースラッガー賞を受賞している[7][8]。
3番 セカンド 落合博満 中日 2371安打 510本塁打 打率311
選手時代は1979年から1998年にかけてロッテオリオンズ・中日ドラゴンズ・読売ジャイアンツ(巨人)・日本ハムファイターズの計4球団に在籍した。ロッテ時代には史上4人目かつ日本プロ野球史上唯一となる3度の三冠王を達成し、NPB史上最高の右打者の一人とされる。また20世紀最後・昭和最後・右打者最後の三冠王達成者でもある。
4番 レフト 松井秀喜 ヤンキース 2643安打 507本塁打 打率293
NPB・MLB通算で507本の本塁打を打った。巨人時代は、日本野球界を代表する長距離打者で、10年間で332本塁打を放った。高校卒業から10シーズンでの本塁打数は、王貞治の356本に次ぐ歴代2位で、300本以上打った打者は王と松井の2人だけである。3割を超える打率を維持しながら、本塁打・打点で常にリーグトップクラスの成績を残し、OPSでも、通算4000打数以上の選手では王貞治に次いで歴代2位となる通算.996。
5番 ファースト 清原和博 西武 2122安打 525本塁打 打率272
NPBにおける打率(.304)・本塁打(31本)・打点(78点)・塁打(236)の高卒新人記録保持者。通算本塁打200号の最年少記録保持者。サヨナラ安打(20本)、サヨナラ本塁打(12本)、オールスター戦通算打点(36点)、オールスター戦MVP(7回)の最多記録保持者。プロ入りから21年連続2桁本塁打、13年連続20本塁打以上の日本記録保持者。西武ライオンズでの四番出場数1121試合の球団記録保持者。巨人在籍185本塁打の移籍入団選手の最多記録保持者。
2000本安打達成者の中で安打に占める本塁打の割合は、歴代で王貞治に次ぐ2位である。
通算196被死球はNPB記録。
6番 サード 村上宗隆 ヤクルト 543安打 160本塁打 打率281
NPBにおける日本人およびアジア人、左打者としてのシーズン最多本塁打記録保持者(2022年、56号、NPB史上歴代2位)。
通算100本塁打、シーズン100打点のNPB史上最年少記録(21歳7か月)、セ・リーグMVP受賞最年少記録(21歳)、シーズン40本塁打の最年少記録(22歳6か月)、シーズン50本塁打の最年少記録(22歳7か月)、NPB史上初となる5打席連続本塁打記録(詳細は後述)の保持者。
7番 センター 青木宣親 ヤクルト 2648安打 175本塁打 打率307
MLBのスカウトからは「MLB以外でプレーしている選手の中で最高の選手。めっきり少なくなった理想的なリードオフマン」「パワー以外の全てを兼ね備える。コンタクト能力に秀でており、2番打者として理想的な選手」 と評されていた。
卓越したミート感覚で安打を量産し、2ストライク後の打率は2007年には両リーグ通じて1位、2010年にもリーグ1位を記録。「強く振ること」を心がけ、2006年からは2桁本塁打を記録する長打力も備えた。プロ入り当初は左投手を苦手としていた。また2013年にはシーズン途中時点で三振率両リーグトップを記録し、ブルワーズ時代に監督を務めていたロン・レニキーから「天賦の才を持っている。あんなに手と目をうまく連動させる選手は、これまで見たことがない」と絶賛された。
8番 キャッチャー 古田敦也 ヤクルト 2097安打 217本塁打 打率294
選手としてヤクルトスワローズ→東京ヤクルトスワローズ一筋で現役を過ごし、名捕手として一時代を築いた。史上14位タイの8度の年間打率3割達成者で、シーズン盗塁阻止率.644と通算盗塁阻止率.462は日本記録。捕手としての生涯打率の日本記録保持者。ソウルオリンピック野球の銀メダリスト。
9番 ショート 松井稼頭央 西武 2705安打233本塁打465盗塁 打率285
広角に打球を打ち分ける技術を持ち、コンパクトなスイングながら打球をスタンドまで放つ能力を有する。低めのボールを得意とする他、2014年にはアウトコースに対し高打率を記録した。初回先頭打者本塁打が多く、先頭弾男とも称された。日本での通算初回先頭打者本塁打数は現役選手では最多であり、MLBでも通算9本の初回先頭打者本塁打を放っている。
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